整形外科医の自転車奮闘記

夏はロードバイク、冬はシクロクロス レースも少々

指の脱臼とリハビリ

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約1年前に脱臼して自分で整復した左の小指。

やっと良くなってきた。正確に言うと小指PIP関節脱臼。完全に尺側に外れてた。

骨は幸い大丈夫だったけど、軟部組織(骨以外の組織)の怪我は大変であることが身にしみた。

半年から一年ぐらい大変ですが頑張って下さい。とアドバイス、励ましをくれた作業療法士の先生には勇気づけられた。

まだ朝起きたら硬いけど、ちょっとストレッチすれば可動域は正常のところまで来たし、痛みもない。

 

受傷はシクロクロスレース中。5位ぐらいのパックの先頭にいたと思う。それほど難しくないが砂の浮いてるコーナーで気付いたら転んでいた。後ろのライダーの おおっ!っていうびっくりした声は覚えている。

最初はロングフィンガーグローブの小指が抜けてしまったと思った。でもすぐにそんな器用なことはできる筈はない、脱臼していると悟った。

職業柄?すぐに整復。簡単にできた。すぐ走り出したが混乱しているのか真っ直ぐ走れず何度かコースアウトした。レースはそのまま続行し意地で前を追ったが追いつけるはずもなく悔しいとレースだった。

レース中から開放骨折だったら面倒だな〜と気になっていたので、レース後にグローブを外して血が出ていなかった時はうれしかった。

 

その後の痛み、可動域制限は辛く、作業療法士の先生の言う通り回復には本当に1年かかった。

 

写真のように指はまだ腫れが残っている。

朝はまだ動きが硬い。

でも整形外科医として間違いなく勉強になった。

そして迷いなくシクロクロスは続けている。