眼鏡ライダーのサングラスの悩み
小学生ぐらいから視力が低下し中高生ぐらいまでは授業の時だけメガネ、大学からは常時メガネ装着しています。
大学に入ったときはコンタクトレンズに挑戦しましたがドライアイで断念。
学生時代はテニスを競技レベルでやっていましたが目が乾くので普段コンタクトでテニスの時はメガネにするという訳の分からないことになり、結局メガネに一本化しました。
コンタクトつけたまま寝ると後で困るでしょ。メガネは外すだけだから楽だよ。とかいいながら本当はコンタクトがよかったんです。
裸眼で視力いい人なんて憧れます。
30代後半になってから始めたロードバイク。
かなり序盤でサングラスの壁にぶち当たりました。同じくメガネライダーの同僚に勧められたのが
Oakley Racing Jacket
Jawboneの後継モデル?です。
度入りで作成すると普通にクロスバイクを超えるような値段で顎が外れそうでしたが思い切って注文しました。
結果的に言うと。
"これ最高"。
もう一個同じやつ買ってもいいぐらい。
高いから買ってませんが。
かけ心地、見え方、耐久性、その他お値段相応。もしくはお値段以上でした(度入りレンズ込み)。
Oakleyでもいろいろカッコいいのがありますがメガネライダーには度入りレンズの制約があり、jawbreakerなど1枚モノは不可能ではないようですが、レンズinレンズみたいになってカッコいい感じにならないのです。100%とかPOCの1枚モノとかも憧れる…
そしてここ数年ハマっているシクロクロスも超お気に入りのRacing Jacketで参戦していました。
しかし、シクロクロスは冬の薄暗い日に行われることが多いことと悪天候でもお構いなしです。
Racing Jacketのレンズはロードバイクを始めた頃に作ったので当然雨の日なんて想定していません。
光透過率の高いサングラスが欲しくなり、まず考えたのがRacing Jacketもう一個買って、クリアか薄めのレンズ入れることでした。
しかし高い…勇気が出ない…
そして結果的に購入したのが、
CLT melini
https://www.cltstyle.com/products/melini/
レンズは度入りeagle viewです。
シクロクロス会場、ブログ等にてとにかくカッコいいハッチさんに影響受けて、ハッチさんに作ってもらいました。
山中真さんやハッチさん、BUCYOなど私の憧れの選手は1枚モノのSychriを使われているようです。
インナーレンズを使えば目が悪くても使えるようでしたが、やはり度入りレンズが欲しい。ということでフレームはMeliniにしました。
少しカジュアル路線ですがRacing Jacketがあるし、暗い日とか朝の試走とかで使うだけだから…ということで決断しました。
お値段はOakleyプラス度入りレンズよりはかなり抑えられました。
結論としては
最近シクロクロスのレースでは晴れててもMeliniで走ることが多いです。
このeagle viewっていうレンズがよくて、特に緑系のコントラストがはっきり付く印象です。
東海で言うと晴れてる愛知牧場みたいなコースだとRacing Jacketが自分的には最適。
曇りの日に使おうと思っていたMelini eagle viewでしたが、例えばワイルドネイチャーの林間部分などでは、晴れていてもアドバンテージを感じるので最近は使用頻度が増しています。
特に疲れてきて集中力が低下するレース終盤には力を発揮するのではないでしょうか。
私以外のメガネライダーにもサングラスに悩まされた、もしくは悩まされている方がいらっしゃると思います。
メガネuserはメガネがないと生活に困るので人一倍サングラスも大事にしますよね。
よいサングラス、アイウェアに出会えることはメガネライダーにとっては幸せの一つだと思います。
シクロクロス全日本選手権
もう全日本の季節か〜。
ってついこの前思ったような気がしますがそれは1年前でした笑
全く全日本とはレベルが程遠いおじさんライダーですが、自分が出ないレースの中で1番結果が気になるレースです。
エリートはホンモノを見たことないけど憧れの竹之内悠選手が久しぶりの優勝のチャンスでしたが惜しくも2位でした。
あと我らがチームメイトも出場。チームメイトが全日本に出てるってだけでも何か誇らしい気持ちです。
東海シクロクロッサーとして気になるのはもちろんマスターズ!
BUCYOこと筧太一選手がどうなるか。なのです。
いつもハッチさんとBUCYOにはSNSやレース会場で元気をもらってる身としては一緒に練習したことも、一緒にレースを走ったことがなくても、応援したくなるのです。
速報の情報の更新ボタンを何度押したことでしょうか。優勝が確定したときは、小さく"おっしゃっ!"と声をあげました。
本当に良かった。チャンピオンジャージを見るのが楽しみです。
オッチー選手も56選手もマスターズ獲りましたし、女子エリートでは赤松綾選手が2位。これはヤバすぎる。女子アンダーの日吉選手も凄い。東海シクロクロッサーとして鼻が高いです。
会場に行ってないのに感動しました。
同世代、歳上の活躍は勇気が出ますね!
無責任なお願いですが、
BUCYOにはいつまでもチャンピオンを目指して欲しい。
ハッチさんも山中真さんもずっとC1で走って欲しい。
憧れのライダーが頑張っている限り、レベルは違えど自分も頑張ろうって思えるのです。
子供だけでなくおじさんも夢と希望をもらっているのです。
関西シクロクロス 第1戦 紀の川
Cross is coming.を通り越してCross is here.になっています。
私のシクロクロスシーズンもスタートしました。
主戦場の東海が11月半ばまでないので本番関西に遠征です。
今年からマスターにカテゴリー変更したのでCM3。
現在の自分の立ち位置の確認と、モチベーションup、レースペースでのトレーニング、そしてあわよくば……という目的を持ってエントリー。
youtubeで見る限り河川敷の平坦高速コース。台風など東日本は大変なことになっていましたが和歌山だし、レース前数日は降ってなかったので完全dryのつもりで会場入り。
いざ到着すると…
え??
水たまり??
試走の時点で自転車どころか自分もドロドロ。
初体験のマッドでした。
レース以外でこのコンディション絶対走らんなと思いつつ、なんじゃこれと言いながら試走。まぁ泥重いがほとんど乗れる。大丈夫。
さてレースはカテゴリー変更したので後方スタート。1周目でトップ10まで上がりたいなと思いつつ号砲、そうは上手く行かず20番代で1周目前半をこなし、本格泥沼区間へ突入。全員激しく失速したので泥レースの経験ないけど気合いで踏むと意外と抜けることが分かり泥区間でパスしていく。よく分からないけど声援によればトップ近辺にいるらしい雰囲気。これは行くしかないということで大きなミスしないようにポジションキープしながらレースを進め、無事昇格圏内でゴール!
CM2昇格しました(^^)
遠征したかいがありました。
東海の1、2戦でスタートポジション上げて年内には上がりたいなと思っていましたが良いシーズンスタートが切れました。
今回の考察
○自分の走りはテクニックよりはフィジカル寄り。つまりテクニカルなコースは苦手
→今回はテクニカルを通り越したコンディションだったのがラッキーだった。
○タイヤ選択
→高速コースだとIRC SERAC EDGEがいいのかな?なんて思いながら会場入り、蓋を開けてみるとまさかのマッド。テクなしおじさんなのでSERAC CX X-guard一辺倒なのが功を奏した。やっぱオールラウンドっていい。
次戦からはCM2です。
後方スタートから頑張ります。
おじさんに影響を受けるおじさん 日々のトレーニング
Cross is coming.
一部では開幕しているところもありますが、シクロクロスシーズン近づいてきています。
昨シーズンの最終戦からレースに出ていないので特にモチベーションを上げるイベントはなし。約8か月どのように過ごしてきたかが問われることとなります。
余裕のマスターズ世代の私としては、ここ数年普通にしているだけでは力が落ちてしまう。もうパフォーマンスは落ちていくだけ。という恐怖感と現実と戦っています。
しかし、諦めたらそこで試合終了ですよ。ということで、正解かどうかは分かりませんが昔から得意な地道にトレーニングを繰り返す。とことん繰り返すという方法で立ち向かっています。
世の中のおじさんライダーの活躍はとても励みになります。
おじさんがおじさんに影響を受けている。
特にブチョーにはおおいに励まされています。
http://bucyoub51.hatenablog.com/
競技レベルもトレーニング強度もとても敵いませんが、自分よりも歳上であるブチョーが過去最強の自分を目指して努力している。私も泣き言ばかり言っている場合ではありません。
ハッチさんや山中真さんのブログもとても刺激的です。ハッチさんの速くて楽しそうな走り、山中さんのコーナー立ち上がりから重めのギアでズキューンって加速するところは最高です。同世代の星としていつまでもC1で活躍して欲しいです。
悩みましたが今シーズンはC3からCM3にカテゴリー移動することに決めました。
道は険しいですがいつの日か憧れのブチョーやお世話になってる児玉さんとレースをしたいものです。
せきサイクルツーリングとツールド西美濃に参加してきました
ずいぶん前になりますが岐阜県で開催されたサイクルイベントのせきサイクルツーリング2019 in 津保川(以下せきサイ)と、つい先日開催されたツールド西美濃2019(以下西美濃)に参加してきました。
せきサイは5月開催で私は初めての参加でした。距離は約85kmとそこまでは長くないしレースでもないので甘く見ていましたが序盤になかなかの峠越えが3個あり十分楽しめるコースでした。手作り感のあるイベントでエイドステーションでも地域の方が振舞ってくれる名産品が非常に美味しかったです。あとスタート、ゴール地点に温泉があり、ゴール後に汗を流して温泉に浸かるという最高の締めを味わうことができました。せきサイは年に2回開催されており、秋はせきサイin 板取川が開催されます。こちらは信号が1つもないコースとのこと。いつか参加したいと思います。
西美濃は数年前に一度参加したことがあり、その後は台風や仕事などで参加出来ず、久しぶりの参加となりました。天気はまるで夏であるかのような太陽が照りつける快晴でした。西美濃は市町村の力の入れ方が凄まじく、道路には整理の方が多数立って安全確保、時には車を止めて誘導してくれるという、何ともサイクリストには有難いものでした。おもてなしステーションもかなり充実しておりカロリー過多にならないか心配になるほどでした。コースは約130km、数年前のイメージでは少し物足りないかなと思っていましたがコースが変わっておりなかなか走りごたえのあるコースになっていました。このコースならまた来年も走りたいと思える素晴らしいイベントでした。
まとめ
せきサイ、西美濃とも楽しいサイクルイベントです。みなさん是非!
走りごたえ:せきサイ☆☆ 西美濃☆☆
ペースの自由度:せきサイ☆☆ 西美濃☆
エイド:せきサイ☆☆ 西美濃☆☆☆
満足度:せきサイ☆☆☆ 西美濃☆☆☆
新城幸也選手、別府史之選手の怪我について勝手に考察
忘れかけていましたが整形外科医の自転車ブログでした。
では、たまには整形外科医らしく。
日本が誇る2大男性ロードレース選手である新城幸也選手、別府史之選手の怪我のニュースが届いてきました。
女子では萩原麻由子選手も怪我をしてリハビリ中とのこと。與那嶺恵理選手はお元気そうでかなり活躍してます。武井コーチが言うように無事これ名馬、めちゃくちゃ凄い成績出しているので、たしかにもっと報道されてもいいかも。
今回は整形外科医として新城選手、別府選手の怪我について勝手に考察します。
あくまで私個人的な考察と意見です。
まずは新城選手
肘頭骨折:これは文字通り肘の頭と書きますが、前腕にある2本の骨のうち尺骨の近位(肘関節側)の骨折です。肘を伸展する(伸ばす)筋肉である上腕三頭筋が付着している部位ですので骨折が離れる方向に力がかかります。よって骨折した時点でずれてしまっていることが多く、また安静にしても筋肉に引っ張られて骨折部が寄る(隙間が狭まる)ことは期待できないのでスポーツ選手でなくとも手術となることが多いです。
SNSで新城選手が出していた術後の写真ではtension band wiring法にて、きれいに整復固定されています。これは、ななめに入っているように見える細いまっすぐなワイヤーに締結用のワイヤーを結びつける方法で、古くからあるもので、現在でも広く行われています。レントゲンではさらに骨片を固定したと思われるスクリュー1本が挿入されており、骨折が多骨片であったことを物語っています。
大転子骨折:最初の報道で昔手術した大腿骨をまた骨折した。とありかなりドキッとしました。第二報で、手術は必要ないとのこと。大腿骨は骨折すると手術が必要になることが多いのですが、さてどうなったのか?と思っていましたが、レントゲン写真をみると大転子先端に骨折があります。この大転子は股関節を動かす重要な筋肉である中殿筋の付着部です。受傷により直接の外力もしくは中殿筋に引っ張られて大転子の先端が骨折したとものと予想します。骨片が大きな場合には手術が必要となりますが、小さい場合や転位(ずれ)がひどくない場合には保存治療(手術しない)となります。こちらはCTなどの結果保存治療が選択されたのだと思います。
レントゲンをみると以前骨折した時にいれた金具がまだ写っています。これが入っていたため大腿骨の剛性が高かったため今回は大腿骨の派手な骨折にならずに済んだ可能性もあります。手術をしたことがある人の中で入れた金具を抜いた経験のある人もいると思います。では抜釘術(金具を抜く手術)をしないほうがよいのか?という疑問が生じます。今回は詳細な受傷メカニズムは分かりませんが、金具のおかげで大転子骨折で済んだのかもしれません(あくまで私の意見)。しかし金具が入っていたせいで変な折れ方、つまり通常では折れないようなところで折れてしまうことが臨床の現場ではよくあり、時として治療を難しいものとすることがあります。ですので、今回に限って言えば抜く前であったため大腿骨は大きな骨折はせずに済んだ。と私は考えます。
大腿骨”は”と表現したことにも私なりの考えがあります。帰国後の精密検査にて骨盤骨折も指摘されました。こちらも手術不要とのことで、ほっと胸をなでおろしました。これも実は金具を抜く前であったことが関連している可能性があります。通常であれば大腿骨が折れる衝撃が加わったが金具のおかげで大腿骨は折れなかった、と仮定すれば骨折によって逃げる力がそのまま股関節を介して骨盤に加わり強い衝撃が骨盤に加わり骨折をきたした。と考えることができます。いずれにせよ大腿骨、骨盤とも手術を行わずに経過をみれるとのこと。本当に良かった。
新城幸也選手の復活を期待しましょう!
別府選手
新城選手は最近怪我多くて大変だな~、Fumyはそんなに怪我しないイメージだなと思っていたらSNSから鎖骨骨折の一報。
自転車界ではメジャーな骨折である鎖骨骨折。
これは胸の真ん中にある胸骨と肩甲骨の肩峰という部位の間につっかえ棒のように存在している鎖骨の骨折です。手をつかずに肩から地面に落ちると肩と胸郭の間の距離を保つつっかえ棒が衝撃に耐えきれずポキッと折れるというイメージでしょうか。肩峰との連結部位である肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨との関節だから肩鎖関節)が脱臼する肩鎖関節脱臼となることもあります。経験された方ももしかしたらいるかもしれません。Fumyの場合は鎖骨の骨幹部(真ん中のあたり)骨折です。鎖骨骨折は転位がすくなければ保存治療でも治癒させることができる骨折です。その場合鎖骨バンドといわれるたすき掛けみたいなバンドを装着します。これは胸郭を広げて胸骨と肩峰との距離を保ち、骨折を上から押さえつける役割があります。転位が大きかったり、早期復帰を希望する場合には手術を選択します。SNSのFumyのレントゲンを拝見すると手術できれいに骨折は整復されています。プレート越しに7本のスクリュー、プレートとは関係なく2本の骨片を固定するスクリューが挿入されています。これも多骨片であったことを物語っています。
別府史之選手の復活を期待しましょう!
2人とも手術を乗り越えられ、リハビリに励んでいることと思います。
私たちには何もできませんが、元気に復活され、また夢を与えてもらえるように応援しましょう。
東海シクロクロス 第8戦 ワイルドネイチャープラザ(WNP)
長いようで短い、短いようで長いシクロクロスシーズンもとうとう最終戦。
東海でも良い意味でかなりキャラの立ったコースであるワイルドネイチャープラザ(WNP)。
これを経験した者はこう呼ぶ、”砂地獄”と。
分かっていましたが、とにかくしんどいコースでした。端的に言うと楽な場所がない。
コースは毎回毎回工夫がこらされており、常にアップデートされてる印象。
砂は確実に足にくるし、砂の登りはトップライダーでも降車を余儀なくされます。後半の林間も微妙な凸凹があり、ここで休んでいたらタイムロス間違いなし。なのです。
C1でもこの風景
さて、レースはやっとのことでスタート順が前よりになり少しは前が見やすい位置。
なんとなく10秒前コールからの号砲のタイミングが早かったような気もしますが最前列ではないので関係なし。砂でふらつくことが多いので他走者との接触に気をつけながらスタート。前が詰まって降車している人の脇を上手く乗車で抜けることができまずまずの滑り出し。
その後も大きなミスなく淡々と進めることができました。降車でラン(ウォーク?)となると心臓が一気に爆発するので、できるところは苦しくても乗車で踏み切りました。
自分としては感触の悪くないレースで順位%も今シーズンでは一番良い結果でした。満足はしていませんが、これが現時点での実力でしょう。
とうとう本年のシクロクロスシーズン終了となりました。
現在はシクロクロスロス状態。
早くも来年のことを考えてしまっています。
また時間のある時にシーズン総括でもしてみようかと思います。ではでは。